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©石井新太郎(栃木県宇都宮市)
第20回 岡山県吉備地高原の棚田
現地研究会・見学会報告


 今回の現地見学会は、岡山県の中央部に広がる吉備高原には、新潟県頸城丘陵などと共に、多くの棚田が点在しています。棚田百選に四ヶ所選ばれています。「北庄(きたしょう)の棚田」には2700枚もの棚田があり、溜め池と水路が多く点在しています。「大垪和西(おおはがにし)の棚田」はすり鉢状に360度に広がり、ウオーキングで一周することが出来ます。
今年度の研究会は、岡山大学で吉備高原の棚田の特徴である溜め池、保全活動、生態学と幅広く学び、討議しました。
研究会の翌日は、大きく広がる棚田を二ヶ所巡ります。


 研究発表の風景
(岡山大学文化科学系総合研究棟)
研究発表内容
発表①
「久米南町北庄の農業用ため池・水路と棚田」
―その成立、維持管理、および地域文化の継承について―
神田竜也氏(岡山大学)
発表②
「今摺米(いまずりまい)による棚田保全」

西河明夫氏(棚田天然米生産組合)
発表③
「大垪和の棚田での景観の入った生態学」

飯山直樹氏(NPO法人 かみかつ里山倶楽部)


総合討議の風景


パネラーの皆様(左から)
飯山直樹氏、西河明夫氏神田竜也氏
総合討論 
司会:内田和子先生(岡山大学大学院社会文化科学研究科
文学部地理学教授)
                 
会場から多くの質問・意見が出ました。


内田先生

 2日目の現地見学会は、大きく広がる棚田を二ヶ所巡ります。
盛りだくさんな内容と多彩な案内者に恵まれ有意義な見学会となりました。


岡山県・久米南町・北庄です。

棚田の名前は「北庄(きたしょう)」です。
棚田百選の一つです。


日本一の面積を誇っており、谷、尾根筋に棚田が広がっています。
棚田の中央部にため池があります。


田百選の案内板に書いてありました。
・面積・・・・・88ha
・田の枚数・・・・・2,700枚
・農家戸数・・・・・92戸







現地では、地元の『北庄中央棚田天然米生産組合』の西河明夫会長さまにご案内していただきました。

棚田地域は、農家の高齢化が進み、耕作放棄地が増加しています。
『北庄中央棚田天然米生産組合』(西河明夫会長)は、県内外から会員登録を頂いている『棚田ファンクラブ』と『棚田支援隊』と地区住民の方々の協力を得て、
棚田景観の保全に向けて汗を流しています。

溜め池のある棚田を見下ろしました。








記念写真です。




「あかそばの里」岡山県・美咲町・境です。

地元農家運営のそば屋「紅そば亭」で昼食を頂きました。地産地消にこだわっています。





昼食です。
天ぷら付きのお蕎麦です。
天ぷらの上には、藤の花が添えてありました。地元の暖かさが伝わってきました。
赤米のおにぎりもあります。

美味しかったです。



岡山県・i美咲町・大垪和西です。
棚田の名前は「大垪和西棚田(おおはがにしたなだ)」です。

標高400mの山間地に位置し大きなな谷全体に、360度の棚田がすり鉢状に42.2ha、850枚で広がっています。






「大垪和西棚田」はすり鉢状に360度に広がり、ウオーキングで一周しました。

多くの人たちが棚田を見学していました。
恋人同士が訪れれる棚田です。






見学会のメンバーも写真撮影です。









現地では、大垪和棚田保存会の見手倉観治氏等にご案内頂きました。

ありがとうございました。



  現地研究会・見学会は楽しい二日間でした。岡山大学、地域地理科学学会、久米南町、美咲町関係者には大変お世話になりました。お陰で、吉備高原の棚田を知り、地元の人達との触れ合いができました。
ありがとうございました。


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