高知県・吾川村
©恒石晃志(高知県野市町)
「東北アジア棚田シンポジウム&写真展」の報告
東京都・府中市在住 今井英輔
2009年7月23日(木)韓国慶尚北道で「東北アジア棚田シンポジウム&写真展」が開催されました。韓国、中国、日本の3カ国が参加しました。
日本からは棚田学会会長の中島先生、宇都宮大学の水谷先生、安井理事と私の4名が参加しました。
韓国では金泰坤 博士(Kim Tae-Gon 韓国農村経済研究院)が韓国の棚田の衰退を防ぎ、棚田保全を目的とした「棚田研究会」を昨年設立しました。
その報告です。
1.シンポジウム
韓国・慶尚北道・蔚珍郡・温井面・白岩(Baegamsan)です。
中島先生が「日本における棚田の現状と保全」を報告しました。
中国・雲南省からZhag Hongzhennさんが3000Kmの旅の疲れも見せず、「中国紅河ハニ棚田の現状及びその価値」を報告しました。
韓国の李 寅照 博士(Yi,In-Hee忠南発展研究院)が「韓国の棚田の利用状況と保全実態」を報告しました。
パネルディスカッションが行われました。
宇都宮大学の水谷先生が「棚田の生態学的価値」「棚田保全の制度」、中島先生から「棚田保全活動」、「棚田の地域活性化」を日本の事例を具体的に報告しました。尚、慶尚南道の棚田で耕作しているLee Chang Namさんが、「南海の棚田の保全活動」の報告をしました。
会場には、韓国の研究者、行政機関、耕作者が約70名が参加しました。
多くの活発な質疑応答がありました。予定時刻40分もオーバー。
たいへん盛り上がりました。
東北アジア棚田の保全のため、今後、韓国・中国・日本の参加国の連携を確認しました。
シンポジウムの冊子です。
準備して頂いた「韓国棚田研究会」の皆様ご苦労さまでした。
そして、ありがとうございました。
2.写真展
韓国、中国、日本の棚田を80枚の写真で紹介しました。
日本からは30数点出品しました。
韓国では、一般市民は棚田についてあまり知られていません。
会場に訪れた人々は、次々と感嘆の声を上げていました。
「これが棚田?!」
「日本の棚田は美しい!」
「中国・雲南省の棚田がすご~い」
中国・雲南省から来られた張 紅榛さん(Zhang Hongzhen中国紅河ハニ棚田保全協会会長)から
「是非、韓国・日本の棚田の写真が欲しい。中国でも棚田の展示会を開催したい」の話がありました。
展示された写真は中国へ送ることになります。
写真が韓国・中国・日本の友好交流に役立ちました。
3.交流会
シンポジウムの後は、交流会です。
尹 源根 教授(Won-Keun Yoon 協成大学) が乾杯の音頭をとりました。
中央は金泰坤 博士(Kim Tae-Gon 韓国農村経済研究院) です。
「韓国棚田研究会」の会長です。
日本語が非常に上手です。
親日家です。
昨年の長崎県の棚田サミットに参加しています。
今年、十日町で開催される棚田サミットに参加する予定です。
4.現地見学会
韓国・慶尚北道・蔚珍郡・温井面・白岩(Baegamsan)です。
温井面農協を訪れ、親環境農業実施を見学しました。
この地方では1998年度から有機農業に取り組んでいます。
米ぬかを堆肥化、米ぬかを畜産農家(牛)で使かう。
米ぬかと牛糞を混ぜて田んぼに戻す。
その繰り返しが元気な土を蘇らせ、強く健康な稲を育てます。
循環型の農法に取り組んでいる。
とれたお米をブランド化で販売しています。
ブランド化されたお米です。
5.韓国の棚田
韓国・慶尚北道・蔚珍郡です。韓国の棚田見学をしました。
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