棚田オーナー制度は、棚田という地域の条件を活かして、都市住民等の参加により、地域の農地を守ってゆく仕組みとして、全国各地に広まりつつあります。
1.高知県・檮原町の千枚田で平成4年度に全国で初のオーナー制度を実施。
梼原の標高は220~1,455mとかなりの高低差があり、平地が少ないことから
山間の傾斜を利用した農業が発達しました。その中でも、神在居に位置する棚田は、急勾配の少ない土地を切り開き、谷川から水を引くという工夫を施され、数多くの田んぼを有することから千枚田と呼ばれています。何代にもわたって現在の千枚田を造った、先人たちの大偉業が実感できます。
しかし、その千枚田でも高齢化や後継者不足から休耕田が目立つようになり、昔のような情景が見られなくなってきました。
そこで、平成4年に千枚田のオーナー制度を開始、地域と他地域の人たちとの交流の場として利用を計画したところ、思いもしないほどの多くの方々から申し込みがあり、オーナー制度を計画した人たちは、その人気に戸惑ったそうです。
現在も、東京や大阪など遠くからの申し込みが数多くあり、農家の皆さんに手取り足取り指導を受けながら楽しく作業を行なっています。 |